【アプリリア 】『TUONO 660 Factory』を発売 | 100HP/181kg より軽く、よりパワフルに、より洗練されたトゥオーノ 660 の上級バージョン
2022/04/26 新製品・バイクピアッジオグループジャパン株式会社は、軽量でパワフルなミドルスポーツ『アプリリアRS 660』にアップハンドルを装着し、ストリートでも楽しめるライトウェイトスポーツ『Tuono 660(トゥオーノ)』の上級バージョンである『Tuono 660 Factory』を、全国のアプリリア正規販売店にて発売します。
このFactoryバージョンは、標準仕様のTuono 660をベースに、エンジン出力を95HP から100HPへと高め、さらにスポーツライディングに適した、より精巧なサスペンションを搭載しているのが特徴です。また、軽量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、約2Kgの軽量化を実現しています。さらに、6軸慣性プラットフォームを標準装備したAPRC電子制御のフルパッケージを提供しています。
商品概要
■メーカー希望小売価格 : ¥1,452,000 (消費税10%込)
■カラー : ファクトリーダーク
■特別装備品 : 専用グラフィック、シングルシートフェアリング、100HPエンジンリチウムイオンバッテリー、6軸慣性プラットフォーム
■受注開始日 : 2022年4月25日(月)
■出荷開始時期 :2022年6月下旬
精巧なサスペンションを搭載
アプリリア スポーツバイクのファクトリーモデルは、常にフラッグシップ製品として、最高性能を誇る装備の真価が認識できる、最も要求レベルの高い熟練ライダーたちに捧げられてきました。
そして遂に、トゥオーノ 660にもファクトリーモデルが登場します。それにより、比類ないダイナミックな資質を備えたトゥオーノを、ストリートにおいて高効率で楽しく、そして誰もが手に入れられる真の感動を生み出すものへと押し上げています。アプリリア660プロジェクトを尊重しながら、軽量かつ高性能、最新世代のアプリリア パラレルツインエンジンを搭載し、センセーショナルなパワーウェイトレシオを実現したバイクを提供します。
トゥオーノ 660は、卓越したシャーシ特性で多くのライダーや評論家にすでに広く認知および評価されていますが、トゥオーノ 660ファクトリーはさらにスポーツライディングに適した、より精巧なサスペンションを搭載しているのが特徴です。41mm径のKYB製倒立フロントフォークはコンプレッション&リバウンドダンパーおよびスプリングプリロードのフル調整が可能で、別体型リザーバーを備えたザックス製リアショックもコンプレッション&リバウンドダンパーおよびスプリングプリロードの調整が可能です。
軽量リチウムバッテリーの採用により約2kgの軽量化を実現し(車両重量は181kg)、さらにエンジン性能が向上したことで、アプリリアの全ての新型660モデルの主な目標の一つであるパワーウェイトレシオがさらに改善されています。
DOHC 4バルブのコンパクトかつ軽量な最新世代の660ccパラレルツインエンジンは、RSV4に搭載された非常にパワフルなエンジンから得た経験により、その構造哲学と基本コンセプトが導き出されています。リアサスペンションにはアルミニウム製スイングアームを採用し、エンジンケースがピボットシャフトの軸受け機能を兼ね備えています。燃焼タイミングは270°の非対称構造で、Vツインのようなパフォーマンスとサウンドを実現する不規則な燃焼を作り出します。最高出力は、トゥオーノ660の95HPからトゥオーノ660 ファクトリーでは100HPにパワーアップしています。さらにファイナルドライブは、トゥオーノ660より1丁少ない16丁のドライブスプロケットを装着し、これまでよりファイナルドライブをショート化することで、優れた加速力を発揮します。最大トルクは従来通り8500rpmで67Nmを発生し、4000rpmで最大トルクの80%に達し、6250rpmで90%に達します。
トゥオーノ660 ファクトリーは、ライド・バイ・ワイヤ電子制御スロットルと6軸慣性プラットフォームを標準装備したAPRC電子制御のフルパッケージを提供しています。慣性プラットフォームには加速度計とジャイロスコープが搭載されており、路面に対するバイクの状態を認識し、走行から得た入力データを記録および処理して、コントロールユニットにデータ送信し、制御パラメーターの最適化を実現します。トゥオーノ660 ファクトリー APRCには、ハイパフォーマンスな介入が特徴の調整可能なトラクションコントロール:ATC(アプリリア トラクションコントロール)、調整可能なウィーリーコントロールシステム:AWC(アプリリア ウィーリーコントロール)、スロットルを操作せず一定の速度を維持するACC(アプリリア クルーズコントロール)、スロットルを閉じたりクラッチ操作をせず、迅速な変速を可能にする電子制御ギアチェンジアシスト:AQS(アプリリア クイックシフト)が含まれています。また、クラッチレスでのダウンシフトを可能にするダウンシフト機能や、スロットルを閉じている時、エンジンブレーキの制御を調整するシステムAEB(アプリリア エンジンブレーキ)、エンジンの特性やパワーデリバリーが変更可能な様々なマッピングを搭載したAEM(アプリリア エンジンマップ )も装備しています。
また、トゥオーノ660 ファクトリーにはマルチマップコーナリングABSが搭載されています。このシステムは、非常に軽量でコンパクトなサイズに加え、横加速度、フロントブレーキレバーに掛かる圧力、リーン角、ピッチ角、ヨー角などの様々なパラメーターを常時監視し、減速度と安定性の比率を最適化するためにブレーキ動作を調整する独自のアルゴリズムにより、コーナリング時のブレーキ操作とABSの介入度合いを最適化することができます。
トゥオーノ660と同様、ライディング設定をシンプルにすることを目的とした5種類のライディングモード(公道用3種類、サーキット用2種類)を備えています。ライダーは自分のライディングニーズに最適なライディングモードを選択するだけで、トラクションコントロール、ウィーリーコントロール、エンジンブレーキ、ABS、その他の制御パラメーターを自動的に最適な設定にしてくれます。
また、慣性プラットフォームを採用したことで、DRL付きフロントLEDライトに組み込まれた「ベンディングライト」機能が作動します(この補助ライトがコーナー全体を照らし、コーナリング時の視認性を高めます)。
ダイナミックでスポーティなイメージを強調するために表面積を小さくし、エアロダイナミクスを追求した革新的なダブルフェアリングが際立つデザインのサイドフェアリングを採用しています。2枚の壁の間に流れる空気の圧力は、高速走行時の安定性を最適化すると同時に、直接気流から守ることでライダーの快適性を向上させ、かつエンジンから排出される熱風を逃がします。アグレッシブでスポーティなファクトリーダークグラフィックと、ブラックとレッドに塗装されたシングルシート フェアリングは、パッセンジャーシートとフットペグと共に標準装備され、トゥオーノ660 ファクトリーバージョンの魅力をさらに高めています。フットペグは、ライダー用と同様、アプリリアRS660と同じラバーレスのものを採用しています。
アプリリア Tuono 660 Factory主要諸元
エンジン:4ストローク 水冷並列2気筒 DOHC 4バルブ
総排気量:659 cc
ボア × ストローク:81 mm × 63.93 mm
圧縮比:13.5:1
最高出力:100 HP (73.5 kW) / 10,500 rpm
最大トルク:67.0 Nm (6.83 kgm) / 8,500 rpm
燃料供給方式:電子制御燃料噴射システム、Φ48 mm ツインスロットルボディ、
ライド・バイ・ワイヤ エンジンマネージメントシステム
点火方式:電子制御イグニッションシステム
潤滑方式:ウェットサンプ
始動方式:セルフ式
トランスミッション:6速 Up & Down対応クイックシフトシステム
クラッチ:機械式スリッパ―システム付湿式多板クラッチ
フレーム:ダブルビームアルミ製フレーム
サスペンション(F):KYB製テレスコピック倒立フォーク Φ41 mmリバウンド、コンプレッション、スプリングプリロードアジャスタブルホイールトラベル110㎜
サスペンション(R):左右非対称アルミニウム製スウィングアーム別体タンク付きモノショックアブソーバーリバウンド、コンプレッション、スプリングプリロードアジャスタブルホイールトラベル130㎜
ブレーキ(F):320 mm径 デュアルディスク、ブレンボ製ラジアルマウント 32 mm 対向4 ピストンキャリパーラジアルマスターシリンダー、メタルメッシュホース
ブレーキ(R):220 mm 径ディスク、 ブレンボ製 34 mm 2 ピストン メタルメッシュホース
ABS:マルチマップ コーナリングABS
ホイール(F/R):(F)3.5J x 17 (R)5.5J x 17 軽量アルミホイール
タイヤ(F/R):チューブレス ラジアルFront: 120/70 ZR 17 Rear: 180/55 ZR 17
全長/全幅:1,995mm / 805mm
ホイールベース:1,370mm
シート高:820 mm
重量:装備重量:181Kg 乾燥重量:169Kg
燃料タンク容量:15 L
環境基準:Euro 5
アプリリア ジャパン公式ウェブサイト
URL: https://aprilia-japan.com/?id=prt