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イタリアのバイク、ファンティック キャバレロ・スクランブラーに乗ったら驚くことばっかりだった件

2020/07/26 バイク

ワタシが好きなバイクカテゴリーの一つが”スクランブラー”

スクランブラーって1960年代にロードバイクをちょこちょこ改造してオフロードもなんとか走れるようにしようぜ、から生まれたバイク
そのオフ車ともネイキッドとも取れる独特のスタイル(中途半端とも言える?)がなんとも愛らしくて・・・好きだっ

でもまあ好きと言ってもツボにハマったのは比較的最近の話で(スミマセン)、スクランブラーの代名詞とも言える英国車トライアンフのスクランブラーを店頭で見た時に一目惚れしてしまっただけの話
カッコいい!欲しい!と思ったのも束の間・・・車重が200kgオーバー?
軽いバイクこそ正義!がモットーのワタシにとって重いバイクは厳しいなぁ(体力と腕前に自信なし)と思っていたら…


ある時突然日本に素敵なヤツがやって来た!!

それがファンティック キャバレロ・スクランブラー

丸いヘッドライト好き(←ワタシね)にとって、このオーソドックスなスタイリングはグッと来ます
真っ赤なガソリンタンクと黄色いゼッケンなど往年のモトクロッサーのようで素敵♪
気になる車両重量は排気量500ccで…150kg??(乾燥重量)

一体どんなバイクなんだろう?
と興味が湧くね!


これは一度乗ってみなきゃ、と思って販売元のサインハウスさんにお願いしたら
1週間オーナーとして過ごせることになりました
やったー!!!

※画像はサインハウス様ウェブサイトトップページより

キャバレロ・スクランブラーとは?

1969年にイタリアのファンティックモーター社が発表したオフロードバイク”キャバレロ”

令和の日本に届いた新型スクランブラーは、輝かしいレースシーンで活躍したその"キャバレロ"をルーツに持ち、フレームやエンジンなど専用設計でゼロから作り上げた本格的なスポーツバイクです

同じ車体に125cc、250cc、500ccの3種類のエンジンバリエーションを搭載するという一風変わったバイクですが、今回はその中で一番大きな排気量の500を借りることにしました

さて、キャバレロの実力とやらを見せてもらおうか!!


車両の詳細はこちらの記事を←クリックで移動

最初に感じたこと

軽い!
とにかく軽い!
本当に大型バイクなのかっ?と言いたくなる取り回しのお気楽さ
以前乗っていた我が愛車、KTMの690DUKE(2013年モデル)より軽く感じます
実際、カタログスペックで比べてみるとキャバレロスクランブラーとほぼ同じ(乾燥重量149.5kg)なのにDUKEよりもラクな印象

おそらく重量バランスやハンドル形状などに起因すると思うのですが
これは正直驚きました
690DUKEは自分にとって最高のバイクだと思っていたので、なんか「ヤラレター」って感じです

早速走ってみました

サイドスタンドを払ってからの走り出しは緊張感ゼロ
発進時は力強いエンジンパワーと良好なスロットルレスポンスでエンストとは無縁です

「あ、めっちゃ楽ちんだコレ」

そのままゆっくりと加速していくと「あれ?間違って250cc借りた?」と思ってしまうほどジェントル
誤解しないで欲しいけど、この表現は”パワーがない”ということではなくて”走り出しがとても軽い”ということ

車重が乾燥150kgということは今時の250ccクラスとほとんど同じ(むしろキャバレロの方が軽い)だから重い車体を無理やり引っ張る感じではなく
背中からポンと押されて出ていく感じに近い(わかりにくい表現でごめんなさい)

街乗りで基本走行チェック

500ccの単気筒エンジン搭載ということで予想していたのは

ドッカンドッカンとエンジンが爆発して
ダッダッダッダッ・・・と後輪が地面を蹴飛ばすようなテイスト重視のバイク

ですが

予想外にスムースな加速とビューンと回転数が上がっていくエンジンはどちらかと言えばスポーティー
本当に500cc単気筒なのか、と疑うほどの鋭いレスポンスで気持ち良く素直に走れます

スクランブラーってもっと、こう・・・クラシカルな鼓動を刻むバイクなんじゃないの?
と思い込んでいたのですが、それは50年前のスクランブラー全盛時のイメージでしたw

スクランブラーに抱いていたイメージが変わりましたよ(単なる偏見だったという説)

環八や青梅街道など一般道を渋滞に巻き込まれながら走行・・・

思ったよりも交通量があってストップ&ゴーが多い…
普通のビッグバイクならストレスを感じやすいところですが
キャバレロ・スクランブラーは250ccクラスのストリートバイクに乗っているかのようなお気軽さでストレスフリー♪
渋滞時に低速でノロノロ走るときには少し雑にスロットル操作をしてもギクシャクしないし、この辺りは500ccのパワーが為せる技なのかも
車体がしっかりしているからなのか安定感もあるし、ハンドル操作もフラフラしない

そして
スクランブラーって、もともとオフロードも走れるよ!というコンセプトなはずだけど、オンロードでオフロード感を全く感じさせないってのがすごい
純粋なオンロードバイクなのでは?と思えるほどアスファルトとの相性も良好です

ワタシ的感覚では、ネイキッドバイクにオフロードバイクの柔軟性を持たせた「とても柔らかい乗り味のバイク」ってイメージ

ちょっと加速してみた

都心を抜けて、郊外に出て来たので少しだけ加速を楽しんでみると

「ムホッ!」と声がでた

市街地ではタコメーター表示の1/3程度(5000回転くらい)までしか回転数を上げてこなかったんだけど
6000回転あたりから急変!!
ビッグバイクらしいトルク感で軽量な車体をグイグイ押し出します
ビビリなワタシはすぐにアクセル戻しちゃうんですけどねww

あとでカタログ見て知ったのですが、このバイク6000回転で最大トルク発生させてるんですよ!

ということは
街乗り・・・5000回転までで上手く乗ると大人しくてジェントルなバイク
スポーツ走行・・・6000回転から上を使ってアグレッシブに攻めるバイク

ソードアート・オンラインのキリト君のような
見た目は優しくて普通(普通かな・・・)、でもチートで敵をバシバシ倒して最強!みたいなイメージがぴったり(わからない人スミマセン)なキャバレロ

このキャラクターは実際に乗ってみないと分からないかも?

気分を盛り上げるサウンド

何度も繰り返したくなるスムースな加速は快感そのもの
加速時にサイレンサーが奏でる排気音が高音に変化していくのが分かりますが、加速スピードに置いてきぼりをくらってあまり良く聞こえません
あ、今思えば加速中の自分に余裕がないだけだったのかも・・・

そうそう
マフラーの音がいいんですよ、キャバレロ♪
もちろん音の好き嫌いは人によりけりですが、単気筒のビッグバイクのサウンドとは思えないちょっと高めなこの音

個人的には文句なしです
厳しい規制の中でよくここまでの音を作り出せたな、と

標準装着のARROW(イタリア製サイレンサー)が良い仕事してるんでしょうね

以前の愛車KTM690DUKEと比較

フル加速時の暴力的な力強さはDUKEに軍配が上がりますが、加速のなめらかさはキャバレロかな?
排気量が200cc近く違うから比較するのはなんですが・・・

DUKEのエンジンはトルクにモノを言わせてドドドと加速する猛牛のようなイメージ
対してキャバレロはしなやかに加速する競走馬のようなイメージかな


車重がほぼ同等ということでしたが車体を重ねてみると・・・あれあれ?ほとんど車格も一緒だ??
なのに乗ってみると全く違うバイク!!(←当たり前)

ちょっと買い物行ったりTSUTAYA行ったりするのに便利で走りやすかったDUKE
でもキャバレロはトラッカーブームの時に乗っていた愛車グラストラッカーみたいに適当な格好でフラッと出かけたくなるような、もっとラフに付き合える感覚があります

パワー至上主義でなければ検討すべし

間違えないでくださいね
パワーがあるバイクが「最高」という方にはお勧めしないしないだけで、500cc単気筒としては十分すぎるほどパワフルなバイクなんですよ

ワタシは単気筒やツインエンジンのような鼓動感が好きで、それでいてのんびりツーリングできるバイクが好きです
ですが、このキャバレロスクランブラーは今まで乗ったビッグシングル(大型の単気筒バイク)の中でもトップクラスに”欲しくなる”バイクでした

若い頃はスズキのカタナ(GSX1100S)をフルカスタムして乗っていたし、NSR250R-SP(プロアーム)でサーキット走行も多少してましたが
歳とともにだんだんバイクに求めるものが変化してきました
・軽くて
・楽しくて
・見た目がカッコいい
こんなのが今一番相棒にしたいバイクなのです


イタリア製でしかもゼロから作られた全く新しいバイク、ということで正直”アラ”がある乗り物だと思っていました
でも違った…
すごく、良くできてます ほんとに

いやー危ない危ない
手元にある愛車(ホンダ車)が無かったら見積もりもらいにいくところだったかも
このキャバレロ・スクランブラーは十分にワタシの欲求を満たしてくれる1台でしたよ・・・


輸入販売元サインハウスさんのキャバレロスクランブラーWEBサイトはこちらから←クリックで移動

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試乗する機会もあるのでニュースなど要チェック

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